2026年8月17日月曜日

令和にツンデレってまだいるの? 衛宮士郎と遠坂凛が考えてみた

 


せっかくブログ名に「ツンデレ」と冠しているのだから、久しぶりにツンデレについて考えてみようと思った。

ところが、ふと疑問が浮かんだ。

令和にツンデレって、まだいるのか?

昔ならツンデレキャラなんていくらでもいた気がする。

ルイズ、逢坂大河……。

いわゆる、

「べ、別にあんたのためじゃないんだからね!」

で全部説明できるような時代である。

でも最近のアニメを見渡してみると、ああいう分かりやすいツンデレって随分減った気がする。

そこで遠坂に聞いてみることにした。


衛宮士郎:

なあ遠坂。

令和にツンデレなんてまだいるのか?

何人か挙げてみてくれ。

遠坂凛:

いるわよ。

何よ、その「絶滅危惧種を探しています」みたいな聞き方。

ただ、昔みたいな分かりやすいツンデレばかりじゃなくなったのは確かね。

最近なら、

  • 『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』の院田唐音

  • 『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』のアーリャ

  • 『2.5次元の誘惑』の橘美花莉

  • 『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』の川井モナ

この辺が分かりやすいんじゃない?


衛宮士郎:

『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』って、あれだろ。

キャラクターデザインがものすごく上手いやつ。

確か女性の人が描いてたよな?

遠坂凛:

アニメ版のキャラクターデザインは矢野茜さんね。

それと院田唐音は、かなり分かりやすいツンデレよ。

むしろ令和になってから、ここまで堂々と「私はツンデレです」みたいなキャラを出してくる方が珍しいくらい。

だから、

「令和になってツンデレは絶滅した!」

なんて言った直後に唐音を出されたら、その説は一瞬で崩壊するわね。


衛宮士郎:

やっぱり矢野茜さんか。

あの人の絵、めちゃくちゃ可愛いんだよな。

でも真似しようとすると難しい。

女性の描く女の子って、なんか繊細なんだよ。

目とか輪郭とか、ほんのちょっと違うだけで別物になる。

……まあいいや。

次。

川井モナってどういうキャラなんだ?

説明を聞く限り、『下級生』の麗子みたいな感じ?

お嬢様?

遠坂凛:

お嬢様というより、

「学校一の美少女で、自分が男からモテることを完全に理解している女の子」

ね。

ところが主人公の黒岩メダカだけは、自分になびかない。

そこで、

「なんでこいつ、私に興味ないのよ!」

となって、意地でも振り向かせようとする。

最初から好きなわけじゃないの。

プライドを刺激されて追いかけ始めたら、いつの間にか自分の方が本気になっていた、というタイプね。


衛宮士郎:

ああ。

じゃあ藤崎詩織みたいな?

あいつをもうちょっと正直というか、感情的にした感じ?

遠坂凛:

……ずいぶん古いところから持ってきたわね。

でも、案外近いわ。

藤崎詩織の

「学校中の憧れの美少女」

という属性に、

「どうして私になびかないのよ!」

という高いプライドと感情的な反応を足した感じ。

乱暴にまとめれば、

藤崎詩織の高嶺の花属性+麗子系のプライド+令和ラブコメの分かりやすいデレ

ね。


衛宮士郎:

なるほど。

これ、結構面白いな。

昔の高飛車系ヒロインって金持ちのお嬢様が多かった気がする。

遠坂凛:

そうね。

でも今なら、

「スクールカースト最上位のモテ女子」

みたいな形でも同じ役割を作れる。

昔は家柄や財産で「高嶺の花」を表現していた。

今は容姿、人気、コミュニケーション能力なんかで学校内の頂点に立たせる。

記号が変わっただけで、

「自分に自信のある女の子が、自分になびかない男に振り回される」

という構造自体は昔からあるのよ。


衛宮士郎:

じゃあアーリャっていうのはどうせあれだろ?

ガルパンのノンナやってた人。

上坂すみれさん。

遠坂凛:

そうよ。

そこは正解。

普段は主人公に厳しい態度を取る。

でも本人には分からないと思って、ロシア語ではデレる。

要するに、

日本語ではツン、ロシア語ではデレ。

ものすごく分かりやすい構造でしょう?


衛宮士郎:

でしょうねw

ロシア語といえば上坂すみれさんってイメージが強すぎる。

ノンナからアーリャか。

なんというか、正しい進化だな。

遠坂凛:

キャスティングを知った瞬間に納得するタイプね。


そしてもう一人、個人的に気になったのが『2.5次元の誘惑』の橘美花莉だった。


衛宮士郎:

橘さんとやらもいいな。

俺、一途なキャラ好きなんだよ。

『サマータイムレンダ』の澪みたいな感じ?

遠坂凛:

そこは結構好きそうね。

橘美花莉は主人公を長年想い続けている幼馴染。

だから、

「ずっと一人の相手を好きでいる」

という点では澪とかなり近い。

ただし澪よりツンデレ成分が強くて、負けず嫌い。

モデルをやっている美少女だから、自分に対する自信もある。

まとめると、

澪の一途な幼馴染属性+ツンデレ+モデル系美少女

というところね。


衛宮士郎:

ほう。

それはちょっと見てみたい。

一途というのは、それだけでかなり強い属性だと思うんだよ。

好きになったからにはずっと好き。

他の男が出てきてもブレない。

こういうキャラはいい。

遠坂凛:

はいはい。

その好みはよく分かったわ。


こうして並べてみると、

令和になってツンデレが絶滅したわけではない。

ただ、昔とは見せ方が変わっている。

院田唐音は、かなり昔ながらの王道ツンデレ。

アーリャは「外国語」というギミックを使ってツンとデレを分離したタイプ。

橘美花莉は、一途な幼馴染属性とツンデレを組み合わせている。

川井モナは、昔の高飛車なお嬢様系を、現代の「最強モテ女子」へ置き換えたようなタイプ。

昔のように、

「暴力的で口が悪く、主人公にバカバカ言っているけれど本当は好き」

という一種類のテンプレートだけではなくなった。


衛宮士郎:

つまり、ツンデレがいなくなったというより……

他の属性と混ざった?

遠坂凛:

そういうこと。

ツンデレという属性が消滅したんじゃなくて、他のキャラクター属性の中へ溶け込んでいった。

その方が近いと思うわ。

でも唐音みたいに、昔ながらのツンデレを正面からやっているキャラクターもちゃんと残っている。

だから絶滅したわけじゃない。

進化したのよ。


なるほど。

令和のツンデレ。

思っていたよりちゃんと生き残っているらしい。

ならば実際に何作品か観てみる必要がありそうだ。

本当に平成のツンデレと違うのか。

それとも衣装だけ変えて、中身は昔から何も変わっていないのか。

その辺は実際に観てから、また考えてみようと思う。

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