2026年9月9日水曜日

『レジスタ!』応援宣言――人生をあきらめかけた大人に、もう一度「青春」を返してくれる漫画

このブログでは、これから藤丸先生の漫画『レジスタ!』を継続して追いかけていきます。

『レジスタ!』は、小学館「ゲッサン」で連載中の“青春リターナブル・ストーリー”。主人公は36歳のフリー作詞家・花田和己。恋愛や結婚に幻想を抱かず、一人で生きていこうと決めた男が、引っ越し先のスーパーマーケットで働く女性店員に心を動かされるところから物語が始まります。

レジスタ!第1巻 書影
『レジスタ!』第1巻(藤丸/小学館)
画像出典:ほんのひきだし掲載の小学館書影

『レジスタ!』とは?

花田和己、36歳。職業はフリーの作詞家。人を好きになることも結婚することも、もう自分の人生には必要ない。そんなふうにどこか醒めた気持ちで生きていた花田が、スーパーのレジカウンター越しに一人の女性と出会います。

その女性が、志乃崎純。スーパーでアルバイトをしている高校3年生です。純はまだ誰かを好きになった経験がなく、自分がこれからどこへ進んでいくのかについても迷いを抱えています。

「もう恋なんてしない」と決めた36歳の男と、「恋をする」ということ自体をまだ知らない18歳前後の少女。人生の違う場所に立っている二人が、スーパーというあまりにも日常的な場所で出会う。大事件が起こるわけではありません。レジ越しの短い会話や、ちょっとした表情、何でもない日々の積み重ねから物語が動いていきます。

ゲッサン公式は本作を「青春の終わりを、始まりを、誰が決めるのか」と紹介しています。まさに、この漫画の魅力はそこにあると思います。

主要人物

花田和己

36歳のフリー作詞家。恋愛や結婚に期待することをやめ、一人で生きていこうと決めています。ところが、引っ越し先のスーパーで純と出会い、自分でも予想していなかった感情に振り回されることになります。

大人だから何でも分かっているわけではない。年齢を重ねたからといって、感情まで器用に扱えるようになるわけでもない。そんな“大人の不器用さ”を背負った主人公です。

志乃崎 純

スーパーでアルバイトをしている高校3年生。まだ誰かを好きになった経験がなく、将来についても迷いの中にいます。

落ち着いた雰囲気を持つ一方で、当然ながらまだ高校生でもある。その年齢特有の揺れや迷いと、花田との距離がどう変わっていくのかが物語の大きな軸になります。

レジスタ!第2巻 書影
『レジスタ!』第2巻(藤丸/小学館)
画像出典:ほんのひきだし掲載の小学館書影

派手な設定ではないのに、なぜか先を読みたくなる

舞台はスーパー。主人公は36歳の作詞家。物語の始まりは、レジ店員へのひと目惚れです。

字面だけなら、とても静かな漫画です。それでも読んでいると、花田がレジへ行くこと一つに妙な緊張感が生まれる。今日は会えるのか。何を話すのか。少し距離は縮まったのか。大人になってしまえば笑って流してしまいそうなことが、この作品ではちゃんと一大事として描かれています。

その“青臭さ”を笑い飛ばすのではなく、大人になった人間にもまだ青春は残っているのかもしれない、と真正面から描いてくれるところが好きです。

すでに業界からも注目されている

『レジスタ!』は2026年の「出版社コミック担当が選んだおすすめコミック」で第2位にランクイン。小学館コミックでも、単行本第2巻発売時には「話題沸騰中」として初表紙&巻頭カラーが組まれています。

まだコミックスは2巻。今から追いかけても十分に間に合います。むしろ、作品がさらに大きくなる前の今だからこそ、最初から見ていく面白さがあるはずです。

人生をあきらめたおっさんに活力を与えてくれる「栄養剤」

自分にとって『レジスタ!』を一言で言えば、これです。

人生をあきらめたおっさんに、もう一度ちょっとだけ活力を与えてくれる栄養剤。

人生はもうだいたいこんなものだろう。新しいことなんて起こらない。若い頃みたいに何かに心を動かされることもない。そんな気分になった人間に、「いや、まだ何か始まるかもしれないぞ」と言ってくれる。

そこが自分には刺さりました。

無理に若者になり直す話ではありません。36歳は36歳のままです。それでも、青春の終わりを誰が決めるのか。そんな問いを漫画として投げてくる。そのテーマだけでも、この作品を応援したくなります。

まず第1話を読んでみてほしい

『レジスタ!』第1話「独りで生きちゃダメですか?」は、サンデーうぇぶりで公開されています。

→ サンデーうぇぶりで『レジスタ!』第1話を読む

作品情報や単行本情報はゲッサン公式でも確認できます。

→ ゲッサンWEB『レジスタ!』公式ページ
→ 小学館コミック『レジスタ!』第1巻
→ 小学館コミック『レジスタ!』第2巻

このブログでは『レジスタ!』を追いかけます

というわけで、ここに『レジスタ!』応援宣言をしておきます。

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新刊、作品ニュース、注目された出来事などがあれば、このブログでも継続して追っていく予定です。まだ読んでいない方は、とりあえず第1話だけでも。あのレジカウンターから何かが始まる感覚を、ぜひ味わってみてください。


主な参照先
ゲッサンWEB『レジスタ!』作品紹介
小学館コミック『レジスタ!』第1巻・第2巻
サンデーうぇぶり『レジスタ!』第1話
ほんのひきだし「出版社コミック担当が選んだおすすめコミック2026」関連試し読み記事

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